ジェレミー・スタイグ
ニューヨーク・ライヴ
2003年から約5年間、ジェレミー・スタイグは、毎月、ウェスト・ヴィレッジのコーネリア・ストリート・カフェ(2019年閉店)で演奏していました。当時、ライヴジャズのホットスポットとしても知られたこの店は、ワシントン・スクエアの西、1ブロックの所にあったジェレミーのアパートから歩いて5分とかからない場所。
ここで公開する映像は、ジェレミーのハンディカムで撮影したものです。クラブは細長いスペースで、カメラは、ステージから客席を挟んで入口近くの「置ける場所」に置いていました。そういうわけで、周りに座っていたお客様の声や客席の間を歩くウェイターさんの影なども入っています。また、当時はまだカセットを使っていたこともあり、映像に乱れもあります。
しかし、熟年期を迎えた一味違う21世紀のジェレミーのニューヨークでのライヴ録画を観ることができるのは、本サイトのみ。実力派のバンドメンバーによる圧巻のパフォーマンスにも耳を澄ませてください。
2026年の没後10周年に向けて、ご覧いただく映像を少しずつ増やして参ります。
追悼 ジム・マクニ―リーさん
ビデオのスタートは、上のイラストの中央をクリックしてください
今年(2025年)9月に亡くなったジム・マクニ―リーさんを偲んで、ちょうど20年前のカルテットライブから、ささやかですが追悼のビデオを御覧ください。あの晩は、ニューヨークを満喫している欧州のジャズファンでクラブは満席でした。選曲もちょっと特別で、B. ストレイホーンの名曲やバスフルートの”Prelude to Naima”(ジェレミーがそうアナウンスしているので)なども聞きどころ。ジムさんのソロは勿論のこと、熱演のあとに笑顔で拳を軽くあげて拍手に応えたり、ベースのキャメロン・ブラウンさんと握手する様子も懐かしい思い出です。ジムさん、素晴らしい演奏を本当にありがとうございました。(このビデオはテープ録画で、画像は少々にじんでいます。PART 2の中で数秒間、カメラの移動による画像の乱れがあります)
From the 1st set of November 11, 2005
From the 2nd set of November 11, 2005
Jeremy Steig/Jim McNeely Cameron Brown/Anthony Pinciotti
Part 1 of May 12, 2006
Part 2 of May 12, 2006
Jeremy Steig/Cameron Brown/Anthony Pinciotti/Jim McNeely
毎年、桜の季節になるとジェレミーの命日が訪れます。今回のビデオは、ジェレミーの十八番を彼自身のアナウンスと共に聴ける、とても楽しいライヴから。
あの晩、クラブに来た方は本当にラッキーでしたね!
LP『フルート・フィーバー』でジェレミーを知った方、ジャズフルートは初めての方、そして名手たちのライヴの醍醐味に飢えている方、皆様に贈ります。
Part 1 of June 11, 2005
Part 2 of June 11, 2005
Jeremy Steig/Vic Juris/Cameron Brown/Anthony Pinciotti
Behind the Scenes
この晩、1セット目はフルート、2セット目はバンブーフルートでのソロでスタート。客席はご機嫌なお客様で埋まり、ジェレミーとヴィックのおしゃべりが聞ける珍しいライヴとなった
Part I of October 14, 2005
Part 2 of October 14, 2005
Jeremy Steig / Cameron Brown / Gerald Cleaver / Jim McNeely
Part 1 of March 9, 2007
Part 2 of March 9, 2007
Jeremy Steig / Cameron Brown / Anthony Pinciotti
Behind the Scenes
このライヴでバスフルートを支えるために使った短いサポート棒は演奏しにくかったので、床に立てる長いタイプを作ってもらった。その後、限られたスペースでのライヴもやり易くなった